
みすず細工を復活させるプロジェクトに参加されている方から、1年間プロジェクトをやってきた成果の発表として手しごと展を開くことを聞きました。
ちらしから写させていただきますね
松本みすず細工の手しごと展 ちらしより〜
松本みすず細工と復活プロジェクト
松本みすず細工とは、鉛筆ほどの太さの「すず竹」と呼ばれる竹を使って作る、松本市の伝統的な竹細工です。細くしなやかで美しいツヤがあり、軽くて柔らかい風合いが特徴です。明治・大正を最盛期に戦後まで、松本のブランドとして海外にも輸出されていた時期もあり、全国に知られていました。すず竹製品を作る地域は全国に数カ所ありますが、「みすず細工」と呼ばれて愛されていたのは、松本だけのようです。
2年前に最後の職人さんが亡くなって、技術は途絶えていました。2011年4月、松本市の緊急雇用対策事業にてみすず細工を復活させるプロジェクトが立ち上がりました。
掘り起こした技術で復元した私たちのみすず細工作品を是非ご高覧下さい。
2012年3月10日(土)
会場 蔵シック館
AM10:00〜PM4:30 みすず細工作品等展示
PM2:00〜PM3:00 座談会「暮らしの中のみすず細工」
ゲスト:宮澤功氏、稲垣尚友氏
座談会ゲストPROFILE
◆宮澤 功氏
昭和45年頃までみすず細工製品を扱う問屋を営んでいた。自身も作家としていくつかの作品を残しており、二色編みのトランクは秀逸。みすず細工をこよなく愛し、この復活プロジェクトを進めるにあたり、歴史や技術的なアドバイスなど、多大な協力をいただいている。
◆稲垣尚友氏
1942年東京生まれ。22歳以降国内各地を彷徨し鹿児島県下のトカラ諸島の平島で暮らしたのち30代半ばに熊本の山中で籠職人に弟子入りして修行を積む。家具やアート作品としての竹による創作活動にも励み全国各地で展示会を行う。現在は千葉県で籠屋活動と執筆活動を行なっている。著書に「やさしく編む竹細工入門」「やさしく作る竹組工芸」「灘渡る古層の響き」など。
お問い合わせ先:(有)創生活環境運営 長野県松本市野溝東1−4−26
TEL.0263-26-8332
松本市労政課(松本勤労者福祉センター内)
TEL.0263-35-6286